2025.04.10
「エントリーが集まらない…」を解決する施策10選

はじめに
新卒採用において、「エントリーが集まらない」という課題は多くの企業が直面する問題です。特に、1人あたり100万円以上の紹介フィーを支払う余裕がある企業にとっては、より効果的な母集団形成の戦略が求められます。
本記事では、エントリー数を増やし、優秀な学生を集めるための10の具体的な施策を定量データとともに解説します。
1. ナビサイトの活用を最適化する
- ナビサイトのエントリー率:リクナビ・マイナビを活用した企業は、未活用企業に比べエントリー数1.5倍増加(リクルート調査)
- スカウトメールの開封率:35%(2023年リクルート調査)
施策例
- エントリーシート不要の説明会エントリーを設定
- スカウトメールの文面を工夫し、開封率を向上
2. ダイレクトリクルーティングを強化する
- ダイレクトスカウトの開封率:OfferBox、BizReachキャンパスで平均40%(2023年調査)
- スカウトメール経由の内定承諾率:通常応募の1.5倍(HR総研調査)
施策例
- 週1回、ターゲット学生層へスカウトメールを送信
- OB/OG訪問をセットにしたスカウトメールを送る
3. SNS広告でターゲットを絞り込む
- Instagram・X(旧Twitter)広告の平均エンゲージメント率:4.5%(2023年調査)
- YouTube採用動画の視聴完了率:平均85%(YouTube広告調査)
施策例
- 採用ターゲット層に特化したSNS広告の配信
- 動画広告を活用し、応募ハードルを下げる
4. インターンシップを活用する
- インターン参加者の入社率:通常応募の2倍(リクルート調査)
- 短期インターン経由のエントリー増加率:平均45%
施策例
- 1day仕事体験を積極的に開催
- インターン後の特別選考枠を用意
5. 採用サイトのUXを改善する
- 採用サイトの直帰率(改善前):70%(一般的な採用サイト)
- UX改善後の直帰率:40%以下(Googleアナリティクス調査)
施策例
- 応募ボタンを目立たせるデザインに変更
- 学生の声を反映したコンテンツを増やす
6. 動画コンテンツを強化する
- 動画コンテンツを活用した企業のエントリー率:1.8倍(Indeed調査)
- YouTube動画広告の視聴完了率:80%以上(YouTube広告調査)
施策例
- 企業紹介動画を制作し、採用ページ・SNSで配信
- 社員インタビュー動画を活用
7. 大学とのコネクションを強化する
- 大学推薦制度を活用した企業のエントリー率:通常の1.5倍(経済産業省調査)
- ゼミ・研究室経由のエントリー増加率:60%向上
施策例
- 大学のキャリアセンターと連携し、学生への情報提供を強化
- ゼミ・研究室訪問を実施し、学生と接点を持つ
8. 内定者の紹介制度を活用する
- 内定者リファラル採用の成功率:通常の採用経路に比べ40%高い(マイナビ調査)
- 紹介経由の内定承諾率:80%以上(HR総研調査)
施策例
- 内定者にリファラル報酬を設定し、紹介を促進
- 内定者向けの座談会を開催し、応募意欲を高める
9. 採用イベントを増やす
- 合同企業説明会経由のエントリー数増加率:50%以上(マイナビ調査)
- オフラインイベント参加者の内定承諾率:30%向上
施策例
- 自社単独の採用イベントを実施
- オンライン・オフライン両方のイベントを組み合わせる
10. PDCAを回し、データ分析を徹底する
- データ分析を実施した企業の採用成功率:通常の2倍(リクルート調査)
- エントリー数増加率(改善前後):平均40%向上
施策例
- GoogleアナリティクスやATSを活用し、数値データを可視化
- 各施策の効果測定を定期的に実施し、改善点を特定
まとめ
- エントリーが集まらない場合は、複数の施策を組み合わせることが重要
- ナビサイト・ダイレクトリクルーティング・SNS・動画広告・イベントなどを適切に活用する
- データを分析しながら施策を継続的に改善し、採用成功率を高める
これらの施策を実践することで、新卒採用におけるエントリー数の向上と、より優秀な学生の確保を実現できます。